十四経発揮

十四経発揮

 
 
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  十四経発揮

 ● 十四経発揮を学ぶ意味
 経絡を学習する上で、表面上の経絡だけを覚えても臨床では使えず、内臓との関わりなども理解できずに
 終わってしまいます。
 その一例を挙げますと、肺経の表面上に流れる腕の部分だけを覚えても、なぜ呼吸器と関わりがあるのかは
 理解できないでしょう。

   肺経

 十四経発揮を紐解くことで、胃の辺りから始まって、大腸とも関わり、肺をはじめとして喉や、気管、
 そして心臓までもが関わりを持つことを知れば、より理解できるのではないでしょうか。
 具体的な例を挙げますと、風邪をひいた時の症状は、喉が痛くなったり、鼻水(次の大腸経)が
 出たり、頭痛がして、発熱などで身体はだるくなります。
 十四経をさらに深く学ぶ=発揮、十四経発揮を識ることで見えてきますし、理解できるのです。

 
ツボは無理に覚える必要はありません。貴方が鍼灸師ならしっかり経穴を覚える必要がありますが、
 そうでなければみちすじ、すなわち
経絡の流れを把握することから始めて下さい。

 流れも初めての方には難しいのですが、イメージを使って覚えると、思ったよりも簡単に頭に入って
 きます。そうしていると、どうしても覚えることが必要な大切なツボも知らず知らずに覚え、数も増えて
 きます。
 ツボを覚えるには、経文を読むように「中府 雲門天府 侠白 尺沢・・・魚際少商」という具合に何十、何百
 回も繰り返し読んで丸暗記します。歌もあるようです。

もっとも大切なことは、実際にその経絡に触れて感じる事です。
手指の感覚を鋭くすることです。
左脳を使わず、右脳を使いイメージすること。
徹底してイメージすること、これが経絡を自分のものにする秘訣です。
イメージしなさい。

 そのためには、左右の手と手を近づけ、目を閉じてそこに意識を集中させる、合掌行気というやり方が
 良いのです。手で感じる事、目で感じる事、心で感じる事が大切です。

           合掌する女性

   これから学んでゆく内容です。
   
リンクを張っていますので、クリックするとご覧になりたい経絡へ移動します。
   経絡体系
   十四経絡
   ① 手の太陰肺経 
   ② 手の陽明大腸経
   ③ 足の陽明胃経 
   ④ 足の太陰脾経 
   ⑤ 手の少陰心経  
   ⑥ 手の太陽小腸経
   ⑦ 足の太陽膀胱経
   ⑧ 足の少陰腎経
   ⑨ 手の厥陰心包経
   ⑩ 手の少陽三焦経
   ⑪ 足の少陽胆経
   ⑫ 足の厥陰肝経
   ⑬ 督脈
   ⑭ 任脈 


   ツボを調べたい時に(読み方や位置)
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   ● 経絡から

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