学習ノート

小柳手技療法の学習 整体 十四経発揮 督脈

 
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13.督脈

 
 13.督脈 (奇経)(GV)(28穴)
  ❶督脈は、会陰部より始まる。背部の脊椎骨を上り、
身柱から別れて、風門に行き、再び陶道で合う。
  そこより後頭から脳髄に入り、頭頂へ上り額から、鼻尖より唇の裏の
齦交で終える。
 
  

 


  

      十四経発揮 任脈の流注図    



        
             督脈の流注地図


  
   クエスチョンマーク どの臓器と関わっていますか?
  アンサーマーク
生殖器(婦人病)、痔疾、脳脊髄疾患、消化器、呼吸器、耳、目、顔面




12.督脈
番号  経穴名   位置
1  長強(ちょうきょう)  会陰部、尾骨の下方、尾骨端と肛門の中央。
2  腰兪(ようゆ)  仙骨部、後正中線上、仙骨裂孔。
3  腰陽関(こしようかん)  腰部、後正中線上、第4腰椎棘突起下方の陥凹部。
4  命門(めいもん)  腰部、後正中線上、第2腰椎棘突起下方の陥凹部。
5  懸枢(けんすう)  腰部、後正中線上、第1腰椎棘突起下方の陥凹部。
6  脊中(せきちゅう)  上背部、後正中線上、第11胸椎棘突起下方の陥凹部。
7  中枢(ちゅうすう)  上背部、後正中線上、第10胸椎棘突起下方の陥凹部。
8  筋縮(きんしゅく)  上背部、後正中線上、第9胸椎棘突起下方の陥凹部。
9  至陽(しよう)  上背部、後正中線上、第7椎棘突起下方の陥凹部。
10  霊台(れいだい)  上背部、後正中線上、第6胸椎棘突起下方の陥凹部。
11  神道(しんどう)  上背部、後正中線上、第5胸椎棘突起下方の陥凹部。
12  身柱(しんちゅう)  上背部、後正中線上、第3胸椎棘突起下方の陥凹部。
13  陶道(とうどう)  上背部、後正中線上、第1胸椎棘突起下方の陥凹部。
14  大椎(だいつい)  後頚部、後正中線上、第7頚椎棘突起下方の陥凹部。
15  瘂門(あもん)  後頚部、後正中線上、第2頚椎棘突起上方の陥凹部。
16  風府(ふうふ)  後頚部、後正中線上、外後頭隆起の直下、左右僧帽筋間の陥凹部。
17  脳戸(のうこ)  頭部、外後頭隆起上方の陥凹部。
18  強間(きょうかん)  頭部、後正中線上、後髪際の上方4寸。
19  後頂(ごちょう)  頭部、後正中線上、後髪際の上方5寸5分。
 20  百会(ひゃくえ)  頭部、前正中線上、前髪際の後方5寸。
 21  前頂(ぜんちょう)  頭部、前正中線上、前髪際の後方3寸5分。
 22  顖会(しんえ)  頭部、前正中線上、前髪際の後方2寸。
23   上星(じょうせい)   頭部、前正中線上、前髪際の後方1寸。
24   神庭(しんてい)  頭部、前正中線上、前髪際の後方5分。
25   素髎(そりょう)  顔面部、鼻の尖端。
26   水溝(すいこう)  顔面部、人中溝の中点。
27  兌端(だたん)  顔面部、上唇結節の中点。
 28  齦交(ぎんこう)  顔面部、上歯蔽、上唇小帯の接合部。




まとめ


 

13.督脈 (LU) (11穴)/ 14任脈(LI)(20穴)

督脈・任脈(作用) 督脈ー、任脈

 

督脈

走行

❶督脈は、会陰部より始まる。背部の脊椎骨を上り、身柱から別れて、風門に行き、再び陶道で合う。そこより後頭から脳髄に入り、頭頂へ上り額から、鼻尖より唇の裏の齦交で終える。

機能

陽経の脈気すべてを督脈が統率したり督促する作用がある。

症状

癲癇(かんしゃく)、子供の引きつけ、衝疝、排尿困難、痔、遺尿、女子の赴任

虚:頭重

実:背骨がこわばる。

 

任脈

走行

❶ 任脈も督脈と同様に、会陰部から始まり、体の前面を、腹、胸部の正中線を上行し、承漿で終える。

❷経脈は唇をめぐって督脈の終点、齦交へ行き、分れて両眼の下の承泣で胃経と会して終る。

機能

陰経の脈気すべてを一手に担ったり負担したりする作用がある。

症状

気(下腹部の痛み)、白帯(白濁した帯下)、生理不順、不妊、排尿障害、遺尿、遺精

 

 

 肝:「将軍の官」

 心:「「君主の官」、「五臓六腑の大主」

 脾:「「後天の本」、「創稟の官」

 肺:「「気の本」、「相傅の官」

 腎:「「作強の官」

 心包:「「臣使の官」

 胆:「「中正の官」

 小腸:「「受盛の官」

 胃:「「創稟の官」

 大腸:「「伝導の官」

 膀胱:「「州都の官」

 三焦:決涜の官


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