11.足の少陽胆経 (GB) (44穴)/12.足の厥陰肝経 (LR) (14穴)
胆・肝(貯蔵・配分作用) 胆ー胆汁の貯蔵、排せつ 肝ー疏泄作用、蔵血作用(その他)血と津液の運化促進/胆汁の分泌・排泄調整/情志の調節/男子の排精、女子の排卵/月経発来の促進など。
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胆
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走行
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❶胆経は、外眼角の瞳子膠から始まり、絲竹空を経てこめかみ、頚部をめぐり缺盆に入り、横隔膜を貫き肝をめぐり、日月で胆に属する。
❷さらに下行し環跳に至り体表の経脈に交わる直行的なものは、腋窩、側腹を通り股関節へ入り、大腿、下腿部の外側、外踝の前下方を通り、第4指の外側端の足竅陰へと行く。
❸足背からの別枝は,母指外側、肝経の大敦で交わる。
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機能
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栄養の配分を司凱消化腺から出る内分泌(甲状腺・唾液腺・弊腺・胆汁・腸腺ホルモン左ど)の働きによって全身のバランスを調整します。
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症状
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気をもんだt},胆(きも)をつぶした凱決断ができず,イライラして熟睡ができず,眼の使いすぎ,ゆっくり食事をしないため胆汁分泌が悪ぐ,疲れが偏り,睡眠が充分で左く,眼精疲労,脂肪消化が悪く,大便が堅いか下痢をする。白眼が薫染し,皮膚が黄色っぽく,目ヤェがたヽまわ,目がかすみ,眼圧が高い。手足の関節がこわばり,全身が堅ぐ,胸やけや,朝洗面のときに吐き気がしたわ,胃が重くて肩がはり,側胸の激痛(肋間神経痛),胆道けいれんの痛み,胃酸過多症状,十二指腸潰瘍,たんのからんだ咳が出る々どの症状左ど,いずれの場合も全部というので左く,幾つかが該当します。
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精神面
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虚:感情興奮により、気をつかいすぎた。緊張がつづいたあと、がっかりした(落胆)気が小さくて、びっくりする性質(胆力がない)神経がすりへって根がなくなる。熟睡ができなく、眠りが浅い。つかれて、やる気がなくなる。
実:責任が重く気を使い、疲れる。無理を押し通して来た。小さい事にもくよくよしやすい、いらいらして腹が立つ、気ばかり焦り、せわしく食事をして落着きがない。眼の使い過ぎ、眼が疲れている。こり性で根をつめてやりすぎる。
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肝
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走行
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❶肝経は、足の拇趾端の大敦から始まり、第1中足骨と第2中足骨間を上り、内踝の前で三陰交に交わり、別れて脛骨の内側面を上行する。膝関節より内側の曲泉を経て大腿の内側を上行し、下腹部にでて、生殖器をめぐる。 更に下腹部を上り、任脈の関元に至り、左右に別れて第11肋骨先端の章門を循り、期門のところで胃をはさみ肝に属会し、日月のところで胆をまとう。
❷経脈はさらに上行して、胸部を通り気管、喉頭、目を通って額より頭頂の百会に至り督脈と会する。
❸支脈は目から別れ、頬を下り口唇を循環する。
❹別の支脈は、肝に属する期門より別れて上り、胸部に入って肺中に入り、下行して中焦、胃の中脘に終える。
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機能
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栄養を貯蔵して,身体活動のエネルギーを確保し,活力の養成をしています。血液の補給・分解・解毒作用方ど,現代医学の考える肝機能と共に精力の配分も行方っています。
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症状
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気力が衰えたり,急にやる気を出してガッタリする。癩癩を起こしやすく,雑音が気に方わ,強い感動を受けた影響が残り,感情が高ぶ凱大声を出したく埋る。目が輝きを失い,黄色く見えたり,立ちくらみし,原因不明の発熱や精力減退,前立腺や草丸の障害,仙骨・尾骨の痛み,痔疾患,胸脇苦満,右季肋骨の圧迫感,食欲不振,吐き気,頭痛などを起こします。
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精神面
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虚:気力がない、気分かいらいらして焦燥感がある。腹が立ちやすく短気、むりがつづかない。神経がピリピリして雑音が特に気になる。肥れない、癇症で取越し苦労をする。 (癇=ちょっとした刺激にもすぐ怒る性質。激しやすい気質)
実:まめで、ごりごり働くじっくり考えこむ、頑固で負けぬ気が強い、疲れ切るまで働き切tった、強い感動をうけた気ぜわしく働きすぎ、感情が高ぶって大声をあげどなる。抑えてきた感情が爆発する、よく働きよく食べる。
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