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指圧

 
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指圧療法NO.1 >NO.2 NO.3
 
脊髄反射法
脊髄反射衝動喚起法
脊髄反射現象を喚起する方法は数種あるが本法においては強圧法と叩打法を用いる。

①強圧法による時:患者の耐えうる程度に脊椎骨両側一定の場所に強圧法を行う。
時間は30秒乃至一分間

②叩打法による時:脊椎骨棘上突起の上に一定の場所に叩打法を行う。時間は3分間。
注意:刺激を与える部位を正確に捉えて行う。刺激を与える部位を正確でない時は・その目的とする反射現象
が喚起されずに他の現象を喚起する。

・刺激時間の正確(刺激時間が一定時を超過する時は反って反射機能の疲労を来して反射現象が消失するし
短い場合は反射現象が十分に起こらずにその目的を達することが出来ない)

疾病部位と脊椎骨の関係
脊椎骨又はその側方異状から下記の部位に疾病があることが推察できる

 脊椎骨  疾病部位
 頚椎1  眼・耳・鼻・のど・顔面
 2  顔面
 3  横隔膜
 4  眼・耳・鼻・脳・顔面・横隔膜
 5  横隔膜・扁桃腺
 6  扁桃腺
 7  扁桃腺・腕・器官・咽頭
胸椎 1  腕・器官・咽頭・心臓
 2  腕・器官・心臓
 3  肺・心臓
 4  肝臓・肺・心臓
 5  胃・眼
 6  胃・脾臓・横隔膜
 7  肝臓・横隔膜
 8  肝臓・横隔膜・副腎・膵臓
 9  脾臓・副腎・膵臓
 10  腎臓・眼・小腸
 11  小腸
 12  小腸・大腸・腎臓
 腰椎1  膀胱・大腸・眼
 2  生殖器・膀胱・虫様突起
 3  生殖器
 4  生殖器・肛門
 5  生殖器・肛門
仙椎 1  膀胱
 2 膀胱 
 3  膀胱・陰茎・膣
 4  肛門・陰茎・膣
5  肛門

1.疾病部位と脊椎骨の関係
脊椎骨又はその側方異状から下記の部位に疾病があることが推察できる

2.脊髄骨と脊髄反射現象との関係
脊椎骨に一定の箇所に脊髄反射衝動を喚起すると下記のような現象を現わす

3.脊髄反射の適応症
下記の疾病の時に脊髄反射衝動を喚起すれば良い
脊椎骨の番号を調べてその両側に喚起法を行う

 脊椎骨  疾病部位  椎骨  脊椎骨と脊髄反射現象との関係 / 下段:脊髄反射適応症
 頚椎1  眼・耳・鼻・のど・顔面  c.147  迷走神経運動増加(主として消化促進)
・胃アトニー、胃痙攣、神経性嘔吐、反芻症
 2  顔面    
 3  横隔膜  2 3  心臓機能増進
・心臓弁膜狭窄、心臓弛緩
 4  眼・耳・鼻・脳・顔面・横隔膜  45  肺の収縮
・気管支喘息、肺気腫、枯草熱
 5  横隔膜・扁桃腺  35  肝臓機能増進(迷走神経を通じて)
・肝臓諸病
 6  扁桃腺    
 7  扁桃腺・腕・器官・咽頭    迷走神経機能亢進(頚椎第一と同じ)
・肺充血、気管支炎、気管支出血、 心臓弁膜不全、心筋炎、肥大性心臓、拡張症、狭心症、心悸亢進症、脈拍不正、呼吸困難、心臓性喘息、咳嗽、心臓衰弱性
心臓、大動脈の収縮、肺内血液の減少
・心臓衰弱、心臓脂肪過多、糖尿病、弱視、官音性難聴、バセドー病、動脈瘤、眼・耳・鼻の充血喀血
胸椎 1  腕・器官・咽頭・心臓  T124  心臓収縮(機能抑制)
 2  腕・器官・心臓  24  血圧減少
・血圧亢進、動脈硬化、出血の時
 3   肺・心臓   34 迷走神経機能衰弱、乳腺刺激
狭心症(亢進性)、心臓痙攣、気管支出血、肺気腫、気管支性喘息、乳汁分泌不足
 38  肺の拡張
・肺結核、肺炎、肋膜炎、肺拡張不全
 4   肝臓・肺・心臓   46  胆のう収縮
・胆のう炎カタル性黄疸、胆管炎
 48  膵液素機能亢進
・肝臓の拡張、及び収縮反射の適応症に行う
 5   胃・眼     幽門拡張
・幽門痙攣、幽門狭窄
 6  胃・脾臓・横隔膜  67  血圧増進
・塞血(脳梗塞)
 7  肝臓・横隔膜  57  胃液分泌刺激
・慢性胃炎、貧血症、神経性食欲不振、血球貪食症候群
 8  肝臓・横隔膜・副腎・膵臓  468  膵臓収縮(分泌増加)胃液分泌減少
・胃酸過多、神経性胃液分泌過多
 9  脾臓・副腎・膵臓    胆のう拡張
・胆石疝痛
 10   腎臓・眼・小腸   6 10  腎臓拡張
・腎臓機能減少、萎縮腎、腎臓水腫、腎臓結石、化膿性腎臓炎、脂肪性腎臓、尿毒症
 10  子宮拡張、肺内血液増加
・月経不順、白帯下
 11   小腸   11  胃、腸、肝臓、脾臓の拡張
・幽門狭窄、幽門痙攣、胃痙攣、痙攣性便秘、腸痛、腸障害、急性黄色萎縮、胆石痛、伝染病
 12   小腸・大腸・腎臓    9 12  心臓、大動脈の拡張
・心臓弁膜狭窄、狭心症(亢進性)、小児麻痺、運動不調下肢の麻痺
 12
 腎臓の収縮
・急性腎臓炎、慢性腎臓炎、腎臓貧血
 腰椎1  膀胱・大腸・眼  L1,3  胃、腸、肝臓、膵臓、子宮の収縮
・胃拡張、胃下垂、胃アトニー、急性胃炎、胃潰瘍、幽門の障害、ヒステリー性吐血、肝臓潰、胆汁異状、胆汁管炎症、肝臓充血症、肝臓肥大、肝臓硬化、肝臓炎、腸アトニー、便秘、腸カタル、虫様突起炎、腸下垂、慢性夏季腸炎、腸出血、粘膜性結腸炎、脾臓炎、脾臓肥大、マラリア貧血、白血球減少症、子宮内膜炎、子宮実質炎、子宮転位、子宮出血、子宮痛、月経過多、月経痛、粘膜粒腫、腫瘍
 2  生殖器・膀胱・虫様突起    
 3  生殖器    
 4  生殖器・肛門  T11、L4  前立腺の収縮、前立腺肥大、前立腺癌腫
 5  生殖器・肛門   T11、L45  膀胱の収縮
・膀胱炎、遺尿症、尿失禁
仙椎 1  膀胱    
 2 膀胱     
 3  膀胱・陰茎・膣    
 4  肛門・陰茎・膣  
5  肛門    

以上で終わりです。                                          
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