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実践編「膝」①
膝 、当然のことですが、膝が悪いと歩行に大変ご苦労をします。
そんな辛さを取ってあげたいと思うのはどなたでも同じです。
整形外科にかからなければならない場合は別にしても、簡単なことで、楽になる場合もあります。
一般の方でもできることを一つお話致します。
★ 途中からご覧になられた方のために
膝の真後ろのくぼみに委中(いちゅう)というツボがあります。
膝の痛みを取るのに大変に良い場所です。
下を向いて寝てもらい、膝を曲げて、膝のくぼみ(膝窩:しつか)をやさしく揉みながら、その後に
ゆっくりと圧します。硬くなっていることが多いので、柔らかくなるまで、ゆっくりです。
きっと楽になっているはずです。
最初にどれだけ曲げることができるのかを聞いておくことも大切です。
術前と術後を比較して下さい。
これから少し難しくなってきますので、初心者では分からない言葉などたくさん出て来ます。
単語、部位、症状など 本や検索エンジン グーグルで検索し、それをノートに写して下さい。
そうすると頭に残りますので、良い勉強になります。
読むだけではなかなか頭には残りません。
★ どんなときに膝が痛みますか?
1.座ると痛い
2.階段の昇り降り
3.膝が伸びない(膝のロッキング)
◆座ると痛い。
その場合には膝蓋大腿症候群(膝蓋大腿関節で起こる疾患の総称)である可能性が高いです。
考えられる症状や障害などです。
・ジャンパー膝
・膝蓋腱炎
・大腿四頭筋腱炎
・滑膜ヒダ障害(タナ障害)
・膝蓋骨亜脱臼症候群
・分裂膝蓋骨
◆階段の昇り降りの時に痛み、擦れるような音がする。
その時に擦れるような音、弾けるような音がするのなら膝蓋大腿部の障害であることが考えられます。
◆膝の曲げ伸ばしできない。
膝ロッキング(真性と仮性)
①足を振ることでロックが解けるのであれば仮性ですし、解けなければ真性です。
膝蓋骨から起こる、膝の裏側で炎症部位が圧迫されるとロックをします。
② 真性のロッキング
膝関節で軟骨が損傷を受けて機能障害が起きることで発症します。
③半月板損傷-運動やスポーツの時に起こりやすいので注意して下さい。
断裂した半月板の一部が顆間窩(かかんか)に挟み込まれるのが原因となることが多い。
体重が負荷した状態で膝関節に異常な回旋力が加わると半月板が損傷を受けます。
若年者の場合スポーツ中に膝を捻って損傷しやすく、中高年の場合は半月板に無理な
動作や立ち上がり動作時に外力が加わって損傷する場合があります。
関節は捻りに弱いのです。
◆脆弱性(もろくて弱い性質)
突然膝が弱った感じがした場合。
①軟骨が締め付けられている。
②膝蓋大腿部に問題がある。
◆腫脹
痛みと腫脹(はれ)があるかどうか。
膝関節の内部に何らかの障害があります。炎症を起してる状態です。(炎症は冷やすことが大切です。)
炎症、軟部組織の損傷、靭帯の断裂による内出血などが考えらる。
◆痛む場所はいつも一定か、不特定ですか。
①痛みを感じる場所が変わる:膝蓋骨の後ろに炎症がある場合など
②特定の場所に症状が現われる:半月板や関節炎
◆関節の擦れる音はしますか。
関節が擦れるような音がする場合、膝蓋骨や膝蓋大腿関節で軟骨軟化症や軟骨が
もろくなってきていることが考えられます。
実践編「膝」②
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