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立位での観察
    立位の写真
腫れていないか。
脚の筋肉が一方と比べ細くなっていないか。
腫脹-膝の表面や膝蓋上嚢(ひつがいじょうのう)に沿って腫れがある場合は膝関節に炎症があることが多い。
※関節内部が腫れている状態を浸出液による腫れ、関節の外部が腫れている状態を浮腫(むくみ)
または腫脹(はれ)といいます。

浸出の場合は関節包の中に腫脹があります。
膝関節周囲の筋肉や大腿部や下腿部に萎縮はないかも診て下さい。

座位での観察
自動的伸展 
理学療法評価法 検査1

膝の上げ下げをしてもらいしっかり伸ばすことが出来るのかを確認します。
膝蓋骨でポキポキというような音や擦れるような音がしないかも確認しましょう。
足をしっかり上げ、伸ばせない場合には膝関節自体に可動域制限を起こす原因があるか、
ハムストリングの緊張が考えられます。
伸展の限界があるのなら関節の硬さやハムストリングの緊張が疑われます。

屈筋筋力テスト
理学療法評価法 検査2

患者を座らせて膝関節の屈筋筋力テストをします。
もう一方もテストして左右の筋力の均等性やハムストリングの脆弱性と痛みの有無を確かめましょう。

伸筋筋力テスト
理学療法評価法 検査3

膝関節の伸展と大腿四頭筋のテスト

炎症の部位

患者の膝関節を一度、限界までゆっくり伸ばします。そして30度程度に曲げ、20~30度曲げた状態で
膝の裏を支え保持し、足関節を押さえテストをします。
力を抜きます。続いて60度ほど曲げて、もう一度筋力をテストします。
力を抜き、足を下げます。ここで再び力を加え、力を抜きます。
この時膝蓋骨の後ろ側にある軟骨の障害の程度も調べます。

角度を変え膝関節を
30度曲げると
膝蓋骨の後ろ側、下方部分の軟骨が大腿骨の端に触れ、その部分が圧迫されます。
膝蓋骨の後ろ側で炎症が起きている時は患者は痛みを感じます。

次は角度を
60度にします。
すると今度は膝蓋骨の後ろ側の中央が圧迫されます。
もしそこで痛みを感じるのであればそこに膝蓋骨中央に炎症があることがわかります。

膝を
90度の角度にしたときは膝の関節の中でも特に膝蓋大腿部の上方が圧迫されます。
もしその部位に痛みがあれば軟骨が炎症を起こしていることになります。

他動的屈曲テスト
理学療法評価法 検査4

足を静かに持ち上げ関節を屈曲させ、硬く止まる所まで膝を曲げる。
膝関節の屈曲と可動域は膝の腫脹(はれ)により左右されます。
関節液が溜まっている場合、足を持ち上げた時に関節液が膝関節を圧迫して膝の屈曲を妨げます。
また負傷してしばらくの間、関節の可動域を制限していた場合は関節包や靭帯が硬くなるため膝関節に
緊張が見られることがあります。

他動的伸展テスト(伸展と過伸展)
理学療法評価法 検査5

膝関節をまっすぐ伸ばします。患者の大腿部を固定し踵がどの程度持ち上がるか調べます。
それにより過伸展が分かります。
膝関節の伸展を制限している場合、2つ考えられます。
①膝周辺の軟部組織や靭帯の緊張
②軟骨のトラブル


      
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