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足から観る③
前回は両足底から始め、手掌で下肢を押圧しましたので、今回は上向きになって頂き同様に
観察して行きましょう。
足の倒れ方を観察しましょう。
足に力があるか、無いかを見ましょう。
元気度が分かります。
病人の足は萎えていることが多いのです。


理学療法評価法 検査1
   

足の開き方、角度、どちらに倒れているかなど見ながら実際に触れて確認します。
1)片方ずつ足首をゆっくり左右に回してみて、ひっかかりがないか調べる。
反対側の足も同様に行う。
2)各指を押し込み回しをして、硬さや違和感のある指はないか?    
理学療法評価法 検査2 
 
次は簡単に足の関節に問題があるかどうかが分かる方法です。

理学療法評価法 検査3

赤い線の所を左右に、交互にほんの軽く、スー、スーという感じ押し開きます。
これで何が分かるかといいますと、戻ろうとする早さや強さで足関節、膝関節に
以前か現在かはお聞きしないと分かりませんがダメージを受けたことが分かります。

現在、故障している場合もありますが、過去に受けたことが原因で潜在的に避けようとするのです。
経験では足の関節が多かったです。昔、部活でケガをしたと言った人も居ました。
関節はひねりにとても弱いものです。 
  
1.足を膝の上の置いて、片方ずつ足首をゆっくり左右に回してみて、ひっかかりがないか等の
動きを観る、反対側の足も同様に行います。
2.各指を押し込み回しをして、硬さや違和感のある指はないか?  
3.足底に限らず、親指などにたこが出来ている所、硬い所は常にそこの部分に圧がかかっている箇所です。
触れてみることで患者さんの身体の癖が少しずつ分かってきます。

足の硬さが確認できましたら、その通りに立って真似てみます。
相手の方にも真似させましょう。
背部や臀部、そして足にかけて違和感が生じることが理解できるでしょう。
それがその方の負担が大きくかかっている所になります。

施術を行う場合には足の関節を含め、全身を施術、治療をしてゆきます。
身体の癖は全身に波及していますので全身を調整するということになります。
次に指を一本ずつ見て行きましょう。
爪の色や形も重要です。
その色や形で病気なども分かります。

足の指の形

この足の写真はフリー素材から頂いたものですがどうやら生理痛などの生殖器系のトラブルを
お持ちのようです。
なぜそんなことが推測できるのかといえば、それは指の形を観察しているからです。
小指の形を見て判断しています。
足の指の形などは、経絡と関わりが深く、それを見てどんな状態なのかが分かります。

小指は膀胱経といいまして、最初に圧して頂いた脚ともつながっているのです。
膀胱系は生殖器と関係がありますので、女性では子宮関係のトラブルを連想します。
実際に触れてみることで明確に分かる事が多いのですからその労を惜しんではなりません。

経絡の引き攣れ 第2,3指
足の形と病気について

上のイラストは第2と3指が曲がっています。
上の足の経絡で胃と書かれています。
胃の悪い人がこんな形になります。
第4指が曲がっている人は膝などが傷めていたりしている場合が多いです。
胆経は膝とも関わりがあります。
やはり基本の経絡を学ぶことが必要なのです。

では、実際におかしいと感じた指はといいますと、各指先を1本ずつ少し押し込みながら回します。
特に曲がっているような指や硬い指は多めにそれを続けるのです。
いつまでかといいますと、毎日5~10分間くらいです。違和感や、指が真っ直ぐになるまでです。
少し時間がかかりますので気長になさって下さい。

真っ直ぐになったり、違和感が消えたらその病気は治っています。
このことは、整体やマッサージの施術の時に体験しておりますので足を見ることは大変に価値が
あると思います。

野口整体を学んだ頃に
足心道でお教え頂きました。
創始者は柴田和通先生です。當子先生に指導を受けました。もう30年前位になるでしょうか、
今でも感謝いたしております。
もし機会があればぜひ門を叩いてみてはいかがでしょうか?


      
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